先日、YouTubeに約8ヵ月間でツーバス/ツインペダル連打をBPM80程からBPM190までスピードUPさせた生徒さんに早期上達のコツや練習法を根掘り葉掘り聞いていく動画をアップしました。
生徒さんの目線でかなり詳しく質問に答えてくれているので、先ずは動画をチェックしてみて下さい。
実際に動画を見て頂いた上で、講師目線での振り返りを書いていこうと思います。
今回、動画に出演してもらった生徒さん(Nさん)の場合、BPM120程の連打であればゴリ押しで演奏が出来るぐらいの練習はして来てくれていました。
只、疲労感やその後の伸び方を考えると以前の奏法ではマスターまでの道がかなり険しかったので、先ずはより演奏がラクになり、音量や安定感が増す踏み方やフォームについてのアドバイスをしました。
具体的にお話をすると、足首の動作範囲にまだ余裕があったので、より大きく柔らかく使う事が出来るようアドバイスをするところからはじめて、フットボードに足を乗せる位置や足を持ち上げる事によるフットペダルの正しい動作等と言った習得に必要不可欠な基礎的な部分をレッスンしていきました。
Nさんはかなりコツコツ練習を積み重ねるタイプだったので、スローテンポでの連打に必要な要素は早々にマスターしてしまい、ミドルテンポ習得の練習に入っていたことをよく覚えています。
動画内でも本人が言っていましたが、ミドルテンポともなるとリバウンドを含むフットボードの揺れにこれまで習得したツーバス/ツインペダル連打に適した動作を沿わせるテクニックが必要なので難易度は急激に上昇します。
大切なのはビーターの振り幅をよく観察しつつ、よりビーターが手前(体方向)に振られたタイミングで足を落とす事です。
文章で書くと簡単そうではありますが、絶えず正確なタイミングで足を持ち上げ、落とすことはどんな人でもかなりの練習時間が必要になるぐらい難しい要素です。
只、ここを乗り越えてしまえば、足の動作の練度を高めていけばスピードが上がっていくというサイクルを作る事が出来るので、ツーバス(ツインペダル)連打をマスターしていく上で最大の山場と言えるでしょう。
本人は大変だったと言っていましたが、レッスンをするごとに上達を繰り返し、レッスンをはじめて4ヵ月後にはBPM170の連打を攻略するまでに成長しました。
そこからは足の動作のブラッシュアップ、ペダルを操作する上で大切なコツや考え方をレクチャーし続け、BPM180、BPM190とスピードは伸びていき2021年最後のレッスンではBPM200の連打習得も視野に入るほどの成長を遂げました。
Nさんは個人練習で持った疑問やレッスン中に少しでも分からなかったことは必ず質問をするという取り組み方をしているので、成長が早いことは納得ではありますが、まさかここまでの早期成長に繋がるとは夢にも思いませんでした。
当然、同じ人間なのでどこかで躓くタイミングはやって来ると思いますが、今まで通りの練習への取り組み方を継続すれば、動画内最後に言っていたBPM200、BPM220、BPM240の連打習得も必ず見えてくると思います。
今はX JAPANのSilent Jealousyを課題曲として、習得した連打を曲内で落とし込む練習にも励んでいるので彼の今後が今から楽しみです!
Nさんの成長で分かった事をまとめると、
①ツーバス/ツインペダルに必要な踏み方やフォーム、ペダルの操作法などと言った基礎的な要素は非常に大切!
②練習はコツコツ継続的に行い、練習時に生まれた疑問点は必ず聞くこと!
③各テンポ帯毎に必要な要素をしっかりと理解しつつ、日々の練習に取り組むこと!
だと感じました。
この記事を読んでいる方で絶賛ツーバス/ツインペダル関連でお悩みの方は上記の注意点を意識しつつ、練習をしてみて下さい。
これらの要素は僕のYouTubeチャンネルでも随時アドバイス動画を配信しているのでチャンネル登録をしてもらえるとお役に立てるかと思います。
KentsDrumChannel
疑問に思った事を聞ける環境というのは、早期上達においてかなり重要だと思うので「どうしてもツーバス/ツインペダルを使いこなせるようになりたい!」と本気で考えている方は是非とも当教室のレッスンのご受講をご検討下さい。
必ず、皆さんのお役に立てるはずです!
という事で今回は以上にしたいと思います。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!